明日よりエントリー受付開始するECOLE FESTIVAL-2017!
ここで、ECOLE FESTIVAL-2017を彩る豪華セッター陣を紹介します。
今回は5名のゲストセッターを迎え、3日間かけて目標150本の課題を製作する予定です!
すごいですよね!150本!!
私が思うに、課題とは云わば創作料理のようなもので、セッター(料理人)は様々なホールド(食材)を使用して、その技術と感性をフル活用させた課題(料理)を製作します。 どんなに良いホールド(食材)を使用してもセッター(料理人)の腕次第では課題(料理)の品質は落ちます。
セッターに求められるもの(私が求めるもの)はたくさんありますが、主要なものを挙げるなら三つです。
それは「スピード」・「完成度」・「与えるメリット」です。
※これはあくまでECOLEでのセットの話であり、他ジムやオフィシャルの大会、他種目(リードやスピード)のセットではこの限りでは無いかと思います。
スピードとは、課題を完成させるまでに要する時間を指します。
スタートからゴールまで完成させるスピードももちろん必要ですが、試登後の手直し、ここが最もセッターの腕が見られるポイントかと思います。ここは実はかなり重要で、ここを語りだすと長くなるしフェスの話から少々脱線してしまうのでこのブログでは割愛しますが、その重要性が気になる方は是非私に直接聞いてください。
完成度とは、私も含めクライマーが良く使う言葉で「核心」と呼ばれる云わば落としどころ、そこまでの過程やその先のムーブ及び保持的強度の整合性、そして一般的な身体的特徴(主にリーチ)でそこが左右されないこと。
与えるメリットとは、上記二つに加えてその課題の魅力とも言える面白さ、または登れた時に得られる技術や力です。
この三つを全て一人で確実に提供できるセッターはおそらく極めて少数で、そのセッター達を招集することはいち営業店にできることではありません。
しかし、チームで行う場合は別です。
今回セットを担当するセッターは、当たり前ですが私と比べれば明らかに技術的にも能力的にも全てにおいて上です。しかし、営業店のオーナーという立場から見ると得手不得手があり、またその反面、上記に記した三つに該当する持ち味がそれぞれにあります。
その持ち味を活かしたケミストリーが確実に起こるチームバランスが今回整ったことを何より伝えたいです!
私の今のワクワクを直感的に伝える方法は残念ながら思い浮かびません。
しかし、これだけは問いたい。
ECOLE-FES出なくていいんですか?
冒頭で課題を創作料理に例えたのは、前述の件やレシピの無い作業だから、だけではありません。
それは食べ時があるからです。
基本的に料理を最も美味しく食べられるのは「出来立てほやほや」ですよね。
そう、課題も同じです。
チョークでマーキングがされてなくてどこが持ち易いのか分からない、また周りに正解ムーブを知ってる人もいない、一番楽しめる状態はフェス当日限りです。
不安もあるかと思いますが、出ないと味わえない旨さがフェス当日なら味わえます。
出るか迷ってるって方は是非出てください!
ここまでの長~い前置きを読んでいただいた方には感謝の気持ちでいっぱいですが(笑)、、必ず出場して損はありません。
エントリーをお願いします!!!
ではでは、異常に長い前置きを経て、セッター紹介です。汗
【 セッター紹介 ① 】
渡部 桂太 (出身 三重県/171cm/23歳)
8歳のときにクライミングと出会い、それ以降ひたむきな姿勢でただただクライミングと向き合ってきた。
そんな彼のこれまでの成績を挙げ出すとキリがないので、この場では最も大きな成果にだけ触れる。
それは2017年ジャパンカップ2位に次いで、つい先日のIFSCワールドカップ(マイリンゲン)での3位入賞である。
※その他、詳しい成績等は下記を参照※
http://www.sccoj.org/athlete/profile/keita-watabe/
そう、世界3位の彼がECOLEにやってきます!
成績からも察しがつくと思いますが、緩傾斜・強傾斜どちらでもこなすオールラウンダー。
ECOLEではopeningセットにも入っていただいているので、2回目のセットですが、世界で戦う彼の経験と技術が詰まった課題を楽しみにしてください\(^^)/
そしてなんと彼はフェス当日、スタッフとして参加するので、生の話を聞けます!!
もしかしたら・・・生の登りも見れるかも?…
クライマーとしては、これだけでもECOLEフェスに参戦する意味があるのでは!?
<セッター渡部桂太から選手へ向けて一言>
今まで培った岩場での経験値とコンペチックな動きを織り交ぜた課題を作りたいと思います!ご期待ください!!
【 セッター紹介 ②】
米倉 亜貴 (出身 兵庫県/147cm/37歳)
20歳のときにクライミングと出会い、国内外の岩場で経験を積んだ。
2008年に二本の5.14aをRP、国内外の大会にも参戦経験があり、主な成績は2008年ジャパンカップ2位・アジア選手権リード4位・ボルダー7位・ワールドカップ(中国)13位・2011年山口国体優勝など。
147cmと小柄ながらリーチを感じさせない課題セットが特長。
身長に関係なく男性も女性も楽しめて、何より、楽しいだけではなく登れたときに得るものがある課題作りができるセッターである。
ECOLEのセットは今回で3回目、フル参戦の鉄板セッター。
今回も亜貴さんのスケジュールに合わせてフェスの日程を決めました!笑
<セッター米倉亜貴から選手へ向けて一言>
皆さんに楽しんでもらえる課題が作れるようにがんばります。
皆さん思いっきりコンペ楽しんでください!
【 セッター紹介 ③ 】
枝村 康弘 (出身 山口県/171cm/46歳)
19歳のときにクライミングと出会い、主に九州の岩場を中心に活動を行ってきた。
外岩では特に花崗岩にめっぽう強く、細かいスタンスを刻む課題には絶対的な自信を持つ。その影響もあってか保持力ではなくあくまでバランス感覚で登る課題に定評があり、緩傾斜、特にスラブ課題は秀逸で、老若男女問わずセッションできる課題を生み出すプロフェッショナル。
ECOLEのセットは今回で2回目、数々のスラブ好きをホクホク顔に、また強傾斜好きを悩ませていただいた(私も悩んだ側なのは内緒笑)。
今回も枝さんワールドがECOLEに広がります!
<セッター枝村康弘から選手へ向けて一言>
グレードにとらわれない楽しい課題をたくさん作ります!コンペが苦手な方も是非!きっといい刺激になりますよ~
【 セッター紹介 ④ 】
信田 耕一 (出身 千葉県/176cm/32歳)
通称シダックス。26歳のときにクライミングと出会い、主に東京都内を中心に活動を行ってきた。
主な活動実績としては、Climb Park Base Campに所属し通常営業セットやコンペセットに携わる。その後、東京店の店長職に就き、毎週のルートセット、管理を担当した。
現在は九州に拠点を移し、ルートセッターとして各所で活動を行う一方、徳さんジム「STUMP CLIMBING」にて定期セットを行っている。
そんな関東仕込みの課題はまだ九州では新しく、ECOLEにも新しいカラーを混ぜ入れてくれること間違いなし。
何より、レジェンド・平山ユージ氏が認め、また九州の天才セッター・徳さんが推薦するセッターとあっては期待度MAX!!
<セッター信田耕一から選手へ向けて一言>
最後のトライまで、全力で握り倒してください!
【 セッター紹介 ⑤ 】
渡辺 数馬 (出身 千葉県/172cm/31歳)
12歳のときにクライミングと出会い、主に関東地方の岩場やジムにて経験を積んだ。27歳のとき、九州の岩場の魅力とその可能性に惹かれて、福岡県粕屋町に「ジップロック クライミングジム」をOPEN。
国内外で多くの大会に参戦経験があり、主な成績は、2005年世界選手権(ミュンヘン)13位、2007年ボルダリングジャパンカップ優勝、2011年IFSCワールドカップ(西寧)15位、2012年リードジャパンカップ2位などで、長きに渡り日本のクライミング界を牽引してきた選手の一人である。
現在は九州に拠点を移し、自身のクライミングジムの運営をする傍ら、ルートセッターとして全国各地を飛び待っている。その忙しい日々の中でも岩場への情熱は人一倍で、つい先日までフォンテーヌブロー(フランス)にてボルダリングツアーを敢行。
そんな彼が作る課題は、何と言ってもフリーダム。アグレッシブな課題が多いように見えて、ムーブ重視の課題も面白い。
ECOLEのセットは今回で2回目、海外でのツアー経験を終えた彼がどんな課題を作るのか、乞うご期待!!!
<セッター渡辺数馬から選手へ向けて一言>
福岡クライマー!ジメジメで岩に行けない5月はコンペモードですよー!
まずはエコール!次週ジップゲームでよろしくお願いしまーす!
こんな長い文章、最後までお読みいただき有難うございます!
一人でも多くのエントリーを心よりお待ちしてます☆
詳しいお申込み方法など詳細は下記リンクを参照ください。